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2019年8月5日、LINEノベルよりLINE文庫・LINE文庫エッジの2レーベルが創刊します!
そこで、書籍を刊行されるLINEノベルオリジナル作家のみなさんへ特別にインタビュー企画を実施。今回はライト文芸レーベル"LINE文庫"から8月に刊行される『いのしかちょうをこっそり視ている卯月ちゃん』を執筆された鳳乃一真さんへお話を伺いました。


思い立った時がスタート! 20歳から小説を書き始めたきっかけとは?


――最初に小説を書き始めたきっかけはなんでしたか?

人並みに、本に感動したのがきっかけですね。ただ、そうなったのは大分遅かった。20歳過ぎの大学生の頃です。実はそれまで自分は理系人間で、一般的な文芸作品はまったく読んでこなかったんです。漫画は好きでしたけど(笑)


――おお、なんで突然読まれるようになったんでしょうか。

当時、ちょっとした出来事がありまして、自分の人生が本当に嫌になってしまったんです。「もう死んじゃおうかな」と本気で思っていました。そんな時、たまたまとある本を手に取り、それを読んでめちゃくちゃ主人公に共感して涙が出たんです。そうなって初めて「本って凄いなあ」と心の底から感激しました。

しかもその作品を書かれた作家さんが、当時の自分と同じ年だったことに余計驚きました。その作家さんに対して尊敬は当然あったんですけど、なんだか悔しくなっちゃって。同じ年のヤツに泣かされたって(笑)。


――鳳乃さんの中で、ライバルのような存在なのでしょうか。

それは流石におこがましいですね(笑)。相手は遥か雲の上の存在ですから。ただ、いつか自分が書いた作品でその作家さんを泣かす(感動させる)のが、自分なりの復讐だとは勝手に思っています。 まあ、そんな経緯があり、自分も誰かを感動させられる存在になりたいと思い立ち、小説を書き始めました。


――普段どのような時間に作品を書かれてますか?

自分のサイクルだと、早朝から午前中までが一番書けると思っているので、なるべくその時間に書いています。逆に正午過ぎになると何も書けなくなるので、その時間は他の作業をしています。まあこれは理想形なので、締め切り前になると24時間フルで書いていますけどね(笑)。


――作品を書いていて、筆が進まない時はありますか?また、その時はどのように打破しますか?

筆が進まない時は、別の作品やシナリオ・プロットなどの執筆を行います。 

駄目な時は駄目。そんな駄目に執着し過ぎるのは、精神的にも作業的にも良くはない。だったら別のことをした方がいい。ただ、何かしらの執筆活動はするべきだと思っています。 

まったく関係ないことを始めると戻ってこられなくなってしまいますからね。自分も執筆を放り出したら最後、遊び出したら限界まで遊んでしまいますし、出掛けたら満足するまで帰ってきません。

また、自分の場合、執筆時間をある程度決めていますが、同時に絶対に執筆しない時間も決めています。

このスイッチのオン・オフのメリハリは、結構重要だと考えています。ただ、これも理想形なので締め切り前になると24時間......(以下省略)。

新作『いのしかちょうをこっそり視ている卯月ちゃん』について


――今回の作品コンセプトはどのように決まりましたか?

LINEさんが既存の出版社でないこともあり「これまでの規格にとらわれない、何か新しいことができたらなあ」という思いがありました。 なので本作ではちょっとした挑戦的な要素を幾つか入れさせてもらっています。


――本作の読みどころを教えてください。

宮原るり先生のカバーイラストがとても素敵な所ですね!

内容的には、あらすじや帯に書いてあるみたいなことが起こります。


――こちらがあらすじですね。

逆槻卯月は奇妙な女子高生である。クラスメイトとは交流せず、放課後になっても一時間は席から動かない。バレないように廊下をひょこひょこ移動し、使われていない部室に侵入。そこで卯月が一人でしていることは、隠し持っているスマホの中に残った、ある3人のLINE記録を読み返し、クスクスしながら観察日記をつけること。卯月がそんなことをするのには理由があって―――他人が決めた当たり前なんて受け入れない。これは逆槻卯月という少女がたった一人でこっそりと繰り広げる反逆の物語である。

カバーイラストの可愛い卯月があらすじみたいなことをするって、どういうこと? と気になったら読んでみてください。 それが本作の読みどころになります。


――作品を書くときに大事にしていることはありますか?

自分の場合は、読みやすさ、読み応え、理解のしやすさなど読み手の方の感覚を特に意識しているかもしれません。その上で驚いたり楽しんでもらったりしてもらうための工夫を織り込んでいきたいなと考えています。


――これからチャレンジしていきたいことはありますか?

ただ単純に面白いと思ったこと。これまでの自分には出来なかったこと。当たり前ではないこと......今はそういったことをやってみたいですね。


――LINEノベル期待することは?

上記の幾つかと重なりますが、何においてもLINEノベルは既存の出版社ではない、全く別の分野にあるLINEという媒体から発信されるレーベルになります。

だからこそ、これまでの常識に囚われないような試みにも積極的に挑戦させてくれるのではないかと期待しています。


――作品を期待されているみなさまに一言おねがいします。

宮原るり先生にカバーイラストを描いていただけたので、すでに自分は満足しています。そんなお気楽人間が書いた作品ですので、肩肘張らず「面白そうだな」と感じたら、手を伸ばしていただければ幸いです。


――これから投稿するユーザーのみなさまに一言おねがいします。

LINEノベルにどんな可能性があるのか? 自分はそれなりに期待しています。もし同じように「何かあるかも」と思われた方は是非チャレンジしてみてください。

その直感の証明は、あなた自身にしかできません。




書籍情報

内容紹介
逆槻卯月は奇妙な女子高生である。
クラスメイトとは交流せず、放課後になっても一時間は席から動かない。バレないように廊下をひょこひょこ移動し、使われていない部室に侵入。
そこで卯月が一人でしていることは、隠し持っているスマホの中に残った、ある3人のLINE記録を読み返し、クスクスしながら観察日記をつけること。
卯月がそんなことをするのには理由があって———他人が決めた当たり前なんて受け入れない。
これは逆槻卯月という少女がたった一人でこっそりと繰り広げる反逆の物語である。

著者について
著者:鳳乃一真
2011年に『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』で第13回エンターブレインえんため大賞小説部門で《大賞》を受賞し、デビュー。
第5回(2003年)以来の大賞受賞作として注目を集める。 その後、累計100万部の人気シリーズに。2014年にはTVアニメ化。

イラスト:宮原るり(表紙・挿絵)
『僕らはみんな河合荘』(少年画報社)、『恋愛ラボ』(芳文社)などストーリー漫画・4コマ漫画で人気を博す漫画家。

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