サバゲでGO

2019年8LINEノベルオリジナル作家のみなさんへインタビューする本企画。

今回はライト文芸レーベル"LINE文庫エッジ"から9月に刊行された『サバゲにGO!はじめてのサバイバルゲーム 』を執筆されたアサウラさんへお話を伺いました。


イラストレーターの赤井てらさんが初サバゲ!未経験者の反応が活きた作品


――今回の作品『サバゲにGO!はじめてのサバイバルゲーム 』のコンセプトはどのように決まったのでしょうか?
前々からサバイバルゲーム(以下:サバゲ)の作品を作りたいと思っていました。

しかし、売り上げが見込めるジャンルではない上にイラストも大変で……リスクと製作コストばかりが大きいということで、今回のチャンスをもらうまで実現には至りませんでした。


――サバイバルゲームを初心者向けに解説する作品を書く上で、気を遣ったことなどありましたら教えてください。

とにかく未経験の方が不安に思うこと、疑問に思うこと……そういう要素が一つでも消えるように気を遣いました。この辺は、サバゲ未経験だったイラストの赤井てらさんと担当さんの二人がサバゲを経験する事で、生きた資料となっていただきました。


――未経験のお二人の反応を本作に活かしたということですね!何か印象的な出来事などはありましたか?

赤井さんが、経験者からすると気にもとめない些細な事を不安に思って、『これでいいのだろうか』『こうした方がいいのだろうか』といろいろと疑問をぶつけてきてくれたことですね。


――モデルガン以外にも装備やフィールドなど、特にこだわったところなどがあれば教えてください。

基本的に全ての装備は現実で購入できるものばかりです(一部古い商品もありますが)。

そのため、まったく同じ装備を揃えるのも恐らくそれほど難しくはないため、お金さえかければほぼ完璧なコスプレができるのですが……誰かやっていただけませんかね……?


――ちなみにサバイバルゲーム参加の男女比はどんな感じですか?

工業高校の男女比ぐらいではないでしょうか。九対一くらいの印象です。とはいえ、昨今は徐々に女性が増えてきていますよ。


――作中にモデルガンが登場しますが、使用するモデルガンはどのようにして決めたのでしょうか。

キャラクターに合わせたというのもありますが、赤井さんの好みなども聞いた上で調整しました。もちろん、現実のサバゲで使えるように意識しています。


銃3d_FIX
▲作中に出てくるモデルガンは一度3Dに起こしてから作画している


主人公や登場人物について紹介頂けますでしょうか。
貞夫:しがない営業マン。慎重というよりチキンな男で、特にこれといった特殊能力などは皆無。強いて言えば身長が高め。
シノ:アイドルのように顔のいい小柄な男。大学生。貞夫の小・中・高で後輩をしており、貞夫を慕っている。


貞夫&シノ_ラフr
▲左:貞夫 右:シノ

リラ:エアガンショップ『大野工房』のバイト店員。商売に積極的。バリバリのアタッカー。
菜花:エアガンショップ『大野工房』の店員。狙撃手。おっぱいが大きい。

JPEG
▲左:菜花 右:リラ

赤井てらさんのキャラクターデザインについて、感想をお聞かせください。
毎回こちらの予想を上回ったデザインに仕上げてくださるので、楽しみにしておりました。
特に菜花のラフが上がってきた時は、『これでいける』と確信しました。

見た目のお気に入りでは菜花ということでしょうか?見た目以外でも好きなキャラがいたら教えてください。
そうですね、菜花が好きです。他ですと、表紙にはいませんがジラフというキャラも気に入っています。

カバーイラストや口絵について、アサウラさんから要望を出したところはあるのでしょうか?
ハード、そしてミリタリー感バリバリな方向にはならないように……というところですかね。
あくまでサバゲは遊びであり、世界の命運をかけたり、女の子の命を救うために危険を冒すようなものでもないので、明るくポップな雰囲気で描いて欲しいとお願いしました。


口絵2-3_納品_rgb

挿絵でお気に入りのイラストを教えてください。

ちっちゃい菜花が貞夫へ、サバゲに必要なものをレクチャーしている時の挿絵です。

挿絵4_彩色 JPEG

「自分が欲しくない本は出さない」アサウラさんが語る執筆の心得


――最初に小説を書き始めたきっかけはなんでしょうか?
インターネットの主流がダイヤルアップ及びISDNだった頃、ネット上で二次創作の小説を少し書いていたのが始まりだと思います。とはいえ、どこぞのホームページなどで掲載しているようなものではなく、掲示板などで告知をして希望者に直接メールで送るという、今の若い人には想像がつかないような方法で活動していました。

――元々小説はお好きだったんですか?

中学生の後半ぐらいからだんだんと小説の面白さを知り始め、高校生ぐらいからハヤカワさんのSF小説などを読むようになりました。


――影響を受けた作品を教えてください。

コミックでいえば、『銃夢』『BLAME!』の二つには本当に強い影響を受けたと思います。まぁ、本作ではまったくその影響の痕跡はみられませんが……。

小説ですと、神林長平先生、北方謙三先生などです。


――作品のアイディアはいつもどのようなときに思いつきますか。

入浴中や移動中などですね。ポロッと出て来ます。


――筆が進まない時の打開策を教えてください。

寝ます。


――作品を書くときに大切にしていることはなんですか?

自分が書店に行った時に『手に取ってみたくなるかどうか』を意識することでしょうか。自分が欲しくもない、面白いと思えないものを出したくはないな、と。


――執筆に欠かせないものなどあれば教えてください。

MP3プレイヤーです。今時はスマホで音楽を聴く人が多いのでしょうが、私はどうしてもソニーのウォークマンから離れられませんね。あくまで音楽を聴くだけの機械でないと集中できないんです。


――サバイバルゲームはご自身もよく参加されるのでしょうか?

月に一度ぐらいです。もう少し参加したいところではありますが、スケジュール等なかなか……。


――愛用のモデルガンや、いつもサバイバルゲームに持って行く必需品があれば教えてください。

変わったものでいえば、大きなゴミ袋ですね。とにかくいろいろ使えるので、必ず何枚も鞄に入れています。


――ゴミ袋ですか……!?そういう体験も続刊が出たら載るかも……ということでしょうか!

そうですね。今回の貞夫達は初めてのサバイバルゲームなので、便利かどうかすらもわかっていませんが、続刊等があれば、そうした部分が明確に描写されていくのではないかと。


――サバイバルゲームをする上で大切なこと、大切にしていることがあれば教えてください。

怪我をしないことと、人を不快にさせないことですね。

あくまで大人の遊びであり、人生かけたり、誰かの命を救うための戦いではないのですから、そこはしっかりとわきまえていくべきかなと思います。


――これからチャレンジしていきたいことはありますか?

やりたいことはそれこそ数えきれないくらいあるので、まずは健康に気を付けていきたいですね。


――この本がきっかけでサバイバルゲームを始めようと思った読者の方へアドバイスをお願いします。

逸る気持ちはあるでしょうが、まずは安全を最優先にしてください。強さ、格好良さを求めるのはそれからにしましょう。


「とりあえずやってみる。全てはそこから」


――LINEノベルに期待することを教えてください!

是非LINEノベル主催でサバゲの開催を……。


――(笑)。ちなみに呼んでみたい方や、一緒にチームを組みたい方を教えてください!

本作を楽しんでくださった読者の方々と遊べたらいいですね。


――小説を書きたいと思っている、もしくは投稿したことがない人に向けてアドバイスがあればお願いします。

とりあえずやってみましょう。全てはそこからです。


――作品を期待されているみなさまに一言お願いします。

未経験者の方にはサバゲへの不安や疑問を打ち消すものに。経験者の方にはサバゲのワクワク感や初めての体験した頃の想い出が蘇る……そんな作品に仕上がっていると思います。

また、ただのハウツー本ではなく、貞夫の物語として楽しめる内容になっていますので、実際にサバゲをするつもりがない人でも楽しんで頂けると思います。ということで、皆様、安心してお読み下さい。


――これから投稿するユーザーのみなさまに一言おねがいします。

頑張ってください!

書籍情報

内容紹介
こんなに楽しい遊びははじめてだ! ! それが“サバイバルゲーム"
これといった趣味もなく、日々をなんとなく過ごしていた青年・貞夫と、その友人シノ。
二人の青年がある日偶然立ち入ってしまったお店……エアガンショップ『大野公房』。
彼らを出迎える姉妹の店員、舞白菜花と璃良。彼女達に心惹かれるも、それ以上に店内に所狭しと並ぶ銃器の数々が、貞夫とシノの童心を強く強く刺激するのだった。
「んじゃあさ、そんなに撃ちまくりたいっていうんなら……いっそ明日、サバゲに行ってみたら」?
そんな何気ない璃良の提案により、なし崩し的に一緒に初のサバイバルゲームへの参加することに!?
菜花のレクチャーにより装備を準備し、レンタカーを借り……そしてついに貞夫達は舞白姉妹と共に千葉のサバイバルゲームフィールドへ。
その後、彼は知ることとなる――、そんな様に旅の計画を立て、フィールドを子供のように走り周り、空腹というスパイスが効いたカレーを食べる。そんな時間全てが宝物となる、それが“サバイバルゲーム"だということに!
サバゲー初心者もこれを読めばすぐにサバゲーがはじめられる――。
趣味を楽しむ全てが詰まった、本格サバイバルゲーム小説『サバゲにGO! 』ここに爆誕――!!

著者について
著者:アサウラ
北海道出身のモノカキ。主な著書に『ベン・トー(スーパーダッシュ文庫)』、『デスニードラウンド(オーバーラップ文庫)』、『英雄都市のバカども(富士見ファンタジア文庫)』など。

イラスト:赤井てら
『その無限の先へ(MFブックス)』、『デスニードラウンド(オーバーラップ文庫)『、『エノク第二部隊の遠征ごはん (GCノベルズ)』などライトノベル挿絵を多数担当。

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