
出雲の阿国は銀盤に舞う
著者:つるみ犬丸
イラスト:もりちか
内容紹介
出雲の阿国、スケートリンクに推参!? いざ傾(かぶ)けよ、若人たち!
歌舞伎の創始者と言われる出雲の阿国。
戦乱の時代に生まれ、その踊りで人々を魅了した彼女は、一つの無念を抱えてこの世を去った。
そして時は流れ、現代。出雲大社の拝殿の前に、一人の少年の姿があった。
彼の名は名越朋時。「氷上の舞踏会」とも呼ばれる、フィギュアスケート・アイスダンスの選手である。
朋時が弱点克服の願をかけた、その瞬間——突然の落雷が近くの野良猫に直撃!
動揺する朋時に、猫はあくび混じりで言った——『ああ、驚いた』。
こうして伝説の踊り子・出雲の阿国は現代に蘇った——ただし、猫の姿で。
朋時は阿国の風変わりな指導を受けながら、パートナーの愛花とともに全日本ジュニア選手権の頂点を目指す。
著者について
著者:つるみ犬丸
2014年『駅伝激走宇宙人 その名は山中鹿介! 』(メディアワークス文庫)でデビュー。
「りょくち真太」名義で児童書作家としても活動し、『戦国ベースボール』シリーズ(集英社みらい文庫)等で人気を博す。
イラスト:もりちか
漫画家・イラストレーター。
代表作は『あゝ我らがミャオ将軍』(ゼノンコミックス ※作画担当)、『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』(角川スニーカー文庫 ※イラスト担当)など。
商品情報
- ISBN-10: 490858883X
- ISBN-13: 978-4908588839
- 発売日: 2019/9/5