
明治はいから洋食お嬢さま
著者:遠藤遼
イラスト:pon-marsh
内容紹介
「おいしい」
その言葉は、人生を変える。
――時は明治。
子爵の娘ながら剣道や柔道が達者なおてんば女学生・花城沙織は、ある日、女学校のマナー講習で「安くて美味しい」がモットーの大衆洋食の名店《自由軒》のシェフ・草林寛治が作った洋食を口にする。
そのあまりの美味しさに言葉を失った沙織は、「みんなを笑顔にする美味しい料理を作って、自分の店を開く」という大志を抱き、《自由軒》の門を叩く。
なかなか寛治に弟子入りを認めてもらえない沙織だったが、再三通い詰める沙織の熱意と、彼女の持つ「一度食べたメニューを自分の手で再現できる」という才能を買われ、なんとか弟子入りを認めてもらえることに。
厳しくも充実した修行の日々が始まった――のだが、その姿を見ていたクラスメイトで公家の血を引くお嬢様・西園寺みさに、華族の令嬢がすることではないと揶揄されてしまい……⁉
著者について
著者:遠藤遼「奈良町あやかし万葉茶房 (双葉文庫)」、「京都伏見・平安旅館 神様見習いのまかない飯 (スターツ出版文庫)」、「平安あかしあやかし陰陽師 怪鳥放たれしは京の都 (富士見L文庫) 」、「浅草洋食亭のしあわせごはん 想いをつなぐ三姉妹ランチ (メゾン文庫) 」など、ライト文芸の中でも女性訴求力の強い作風で人気を博す作家。
イラスト:pon-marsh
「異世界駅舎の喫茶店(宝島社)」「あなたが母親の手料理を食べられる回数は、残り328回です。 (メゾン文庫)」「アナタへの手紙~父と母へ~(ティーオーエンタテンメント)」など挿画を手掛ける。
商品情報
- ISBN-10: 4908588945
- ISBN-13: 978-4908588945
- 発売日: 2019/10/4